丸投げとは、自身がなにも整理せずにニーズというより願望を要求事項にしている。またそれを鵜呑みにシステム化しているベンダーの様子
知合いの会社からDX化の推進で助けてほしいとのことで、マネジメントができていなかったので処方箋を提示した。
・対象範囲=スコープを定義
・パッケージベースなのでFit&Gap分析をする
・持続改善を活かして、優先順位を決めること
・優先はデータ基盤を構築して支払の経理連動を優先すること
混乱した理由は目先の成果物、よくあるダッシュボードに惑わされて、データ基盤=根幹のデータ処理ができていないのにあれこれとニーズを上げすぎたこと
またニーズをそのまま機能反映していることで収拾がつかない
大事なのはシンプルにデータ基盤を構築してからデータ利活用の機能を肉付けすればよいはずなのができていない
実運用イメージができていないのに夢みたいなニーズを実現しようとする
現状とあるべき姿の問題を誰も認識していない
ヒントとなるネタ
「顧客が本当に必要だったもの」は何十年も前からシステム開発の顧客要件の真意の難しさをイメージ化しています
要するに誰も完成イメージを理解していない。誰もが伝言ゲーム化して”実”運用イメージが無責任化していることが
箱はあるけど利用されない、中小企業のよくある顛末ではないでしょうか
出典:アニヲタWiki(仮) 顧客が本当に必要だったもの
まとめ
大事なのはいままでのパッケージ利用や機能ありきのシステム開発でなく、DXはプロセスを変革(改善)すること
・現行業務フローで付加価値のないプロセスを排除してから
・あるべき姿のプロセスを検討
・あるべき姿とのギャップを段階的に改善できるように持続的改善できる仕組みを作る
・最優先なのは中小企業はリソースがないので一番弱いボトルネックを抽出(発見)してKPIマネジメント化する仕組みを作ること
このディレクションできる人材を育成することである
これはDX人材が必要なのでなく俯瞰したプロセス改善できる現場責任者がいないことであることを勘違いしないでほしい
※家建てるのは専門家ですよね、ユーザーは現状の課題やニーズを専門家に伝えて、完成イメージは徹底的に打合せして共有化ますよね・・・DXは専門家に丸投げしているから成功しないのです。